都会での仕事や生活に疲れたら、自然に触れる旅行でリフレッシュをしましょう。私がおすすめしたいのは立山です。関西からでしたら北陸線と新幹線をセットにした切符もあります。北陸線のサンダーバードと北陸新幹線を乗り継いで富山駅まで行き、そこから富山地方鉄道で立山駅まで行くと、黒部立山アルペンルートの始まりです。ケーブルカーと高原バスを乗り継いで約1時間で標高2,450mの室堂に着きます。
途中の弥陀ヶ原で下車して、「餓鬼の田」と呼ばれる池塘のある湿原を散策するのも良いでしょう。カルデラ展望台があり、澄んだ空気の中で散策が楽しめます。また、室堂からは立山三山・剱岳・大日連山などの3,000m級の山々を眺めることができます。日本で一番高地にあるみくりが池温泉で疲れた身体を癒したりすると、仕事の疲れも吹き飛ぶかもしれませんよ。運が良ければ、散策中に特別天然記念物の雷鳥に会えるかもしれません。時間が許せば、室堂で一泊して雄山に登るのもおすすめです。3,000mを超える雄山の山頂で見るご来光は最高だといわれています。
また、室堂からトロリーバスとケーブルカーで黒部ダムに行くと、黒部湖や周囲の山々の素晴らしい景観を見ることができたり、黒部湖遊覧船で湖上から雄大な大自然を満喫したりすることもできます。時期によってはダムからの迫力ある放水も見ることができるでしょう。さらに、帰途に着く途中には、大町温泉郷があるので、温泉を楽しむこともできますよ。